コミュニティビジネスは特別なものではない。

こんにちは。

Dream Jockeyのパイオニア、提唱者の小笠原です。

さて、30日は中心商店街の朝会議、五所川原市七和地区の移動販売車運行協定調印式等、詰まりに詰まった一日でした。

私は、本職で「コミュニティビジネス」の支援をしています。

経緯は、以前市民活動支援をしている中で、ボランティアオンリーから脱却し、地域の中でお金を回していこう、ビジネスを生んでいこうという発想になり、「コミュニティビジネス」を提唱する皆様とお付き合いを始めたのがスタートです。

一時期は、行政の創業支援セクションの支援を受けながら、創業起業の講師やフォーラムの開催等を行っていました。

コミュニティビジネスは、基本的に

「地域の資源を活用して、地域の課題を解決し、住民が主体となって地域を元気にする公益的ビジネス」

を指します。「基本的」としているのは、提唱者、また様々な組織が発行する書物によって、表現が微妙に違うからです。とはいえ、最低押さえておく点は次の4つです。

  • 地域の資源を活用する
  • 地域の課題を解決する
  • 地域住民が主体になる
  • ビジネスである

担い手は、地域活動団体、ボランティア団体によりません。組織形態は、組合、会社組織でも構いません。ただし、地域を良くしたい、このような課題を解消するために活動していますという多くが市民活動団体なので、とりわけ私のような市民活動支援「業者」が特に積極的に関わってきたということになります。

はじめ、このような言葉を青森で言い始めたときには、聴き手には特別な印象で受け止められました。そうですよね。だって「新用語」みたいなものですから。

そういうときには、全国で事例を紹介するのですが、私はそれに加えて、身近にもありますよ、というお話をします。

それは、古くからある「商店街」です。

商店街は、百貨店を除けば、個店の集まりです。

馴染みの店、伝統の店、住民と、ご近所の皆さん、お得意様と繋がって成り立ってきたと思います。

実は、昔から「困りごとの解決」を商売としてきたのは、それら個店であり、商店街なんだと思います。

青森市の中心商店街では、買い物支援の活動をしているNPO法人サンネット青森があります。

そこでは、お客様の注文を受け、中心商店街で買い物をし、配達をするということをしています。

その法人は、約20年以上にわたって中心商店街を拠点に、オープンスペースを運営しながら、環境美化活動等を行ってきています。

一つの組織によらず、様々な組織が、連携して、課題解決に取り組む。

そのようなこともコミュニティビジネスだと、私は思います。

五所川原市七和地区のケースですが、青森県民生活協同組合連合会(以下「生協」)と地区の活性化協議会が連携して、移動販売者を走らせ買い物環境向上の取組をします。

車両を買って、商品を仕入れて、地元の方が運転して売り歩く、そういうことを想定していましたが、生協側で空き車両があったため、無償貸与し、まずはやってみようということになりました。(俗に言う社会実験です。)

私の母もそうですが、高齢になると、外にも出ない、買い物にも行けない→行かない、生活の悪循環になります。

先ほど「連携」といいましたが「共助」「互助」の考え方を今一度見つめなおすことが必要と思います。

そして、活動は持続させなければならない。そのためにお金を回す、ビジネス化していくんです。

このように考えていくと「コミュニティビジネス」は、周りにもたくさんあると思います。

まあ、スタートは地区の方々のやる気ですが(そもそも論)。。。

このような真面目な話も書きます(笑)

それでは。